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父の日オリンピックのボクサーが父の腕時計を贈る


もしこれが1996年当時の施設に対するアンリ・スターンの思いだったのであれば、今年オープンした新本社についてどう思っていたのか、私は気になって仕方がない。パネライ時計 ルミノール今年は時計業界にとって挑戦的な年かもしれませんが、パテック フィリップにおいてそれが当てはまるのか知ることは出来ない。2015年にさかのぼって着工を報告した際、総額4億5000万スイスフラン(約506億円)と見積もられていた新施設は、最終的に6億スイスフラン(約675億円)の請求書に変わった。

 建物は時計製造の基準としては巨大なもので、10階建て(地下4階)となっている。基本的な機械加工から手仕上げやムーブメントの組み立てを行うアトリエ、エングレービング、ギヨシェ彫り、エナメルなどの工芸品を扱うメティエ・ダール・スタジオなど、時計製造に関して想像できるあらゆる面での設備が整っている。この建物には同社が「ニューヨークの非常階段スタイル」と呼んでいる階段があり、時計製造に重要な自然光を十分に確保するための巨大な窓もある。


 最上階には、880人(!)のゲストを収容することができるレストランまであり、地下駐車場には700台近くの車両を収容できるスペースがある。ほとんどのブランドが神経質にニュースに目を光らせ、事業を維持するために必要なキャッシュフローについて考えている年にしては景気の良いことだが、HODINKEEエグゼクティブエディターのジョー・トンプソンによれば期待しないようにとのこと。しかし、パテック フィリップはこの異例の年であっても、他に比べればまだ大丈夫なように見える。

 新しい施設を祝うためにリリースされたこの時計は、そのデザインも非常に最新のものである。近年のリリースをますます際立たせている基本的なデザイン言語の革新が継続されたことを表している。そして、それだけでなく、ステンレススティールケースでリリースされるということも特筆すべき点だろう。

 それはおそらく、パテック フィリップについて1つのことを行うことができるが、事実はさておき、ノーチラスやアクアノートのモデルでは、SSモデルが希少であることに変わりはない。現在カタログに掲載されている28種類のSSまたはSS&ゴールドのモデルのうち、21種類がこの2つのファミリーに属し、さらに6種類がTwenty-4コレクションに属している。この3つのファミリーのいずれにも属さない唯一の現行のスティールモデルは、カラトラバ ウィークリーカレンダー5212Aで、これもまた多くの点で珍しい時計である。実際のところ、私にはウィークリーカレンダーは、この新しい6007A-001と同じ基本的なデザイン原則に沿って作られているように見える。もちろん、丸みを帯びたスティールケースを採用している点は共通しているが、それ以上に現在のカタログに掲載されている他のどの時計よりも親近感があるのだ。

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