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オリンピックのレスリング選手が好きな腕時計です。

独自の複雑機構が、そのままユニークなデザインにつながっているのが『ユリスナルダン』の「フリーク」。2001年に初出となった同ブランドを代表するコレクションは、天才ムーブメント設計者キャロル・フォレスティエ=カザピ氏が考案したセンターカルーセルという機構がベースとなっています。ムーブメントと自体が針と共に回転し時を刻むサマは、まさに唯一無二。登場から現代までコンスタントに技術改良を重ねられてきた同コレクションは年を経る毎に信頼性を増しており、腕時計としての実用性も申し分ありません。この先長きにわたり追随できるブランドが現れないであろうことを考えても、まさに一生モノでしょう。

『カルティエ』が作ると、ベーシックなラウンドモデルも格別の出来栄え。このモデルはサイドビューが流線型の円盤のように見えるのも特徴的です。3時位置のリューズはまるで球体をケースにはめ込んだようで、接触による誤作動を防ぐだけでなく唯一無二のデザインアクセントとしても利いています。『カルティエ』らしい、エレガンス漂う1本です。


戦車を俯瞰したような形状がモデル名の由来となっている世界一有名な角型時計「タンク」の国別シリーズより。カルティエ 時計フランスをイメージソースとしたこの「タンク アングレーズ」はとくに重厚感のあるケースデザインとなっており、同ブランドの「バロン ブルー ドゥ カルティエ」同様に、リューズをケースに埋め込んだリューズガードの構造も独特。ケースとブレスは18Kピンクゴールド製で、ずっしりとした重量感を感じられます。